アディダスの3本ライン商標を守るための戦い! 4本ラインも逃さない!vsプーマ・パトリック・マークバイ他

  • 2018.07.20
  • 更新日:2020.06.03
  • 仕事
アディダスの3本ライン商標を守るための戦い! 4本ラインも逃さない!vsプーマ・パトリック・マークバイ他

 

アディダスの3本ライン商標を守るための戦い

アディダスが、3本ラインのデザインを他社に真似されないように

どんなことをしているか知りたいですか?

本記事では、アディダスが命がけで3本ラインを守っている様子を紹介します

どんな手段で戦っているかも紹介します

「アディダスの3本ラインのニセモノってすくないな、なぜだろう」と思っている人は必読です

 

「センパイのシュートかっこいいなあ」

ボクのサッカー部の先輩のシュートです。

足元はアディダスのスパイクを履いていました

黒のスパイクで白の3本ラインが入っていました。

そう!この写真の田中陽子選手が履いているようなシューズです

田中陽子

ボクのサッカー部では暗黙の取り決めがありました。

それは「アディダスはサッカーがうまい人しか履いてはいけない」というものです。

今考えると笑っちゃいますね。でも当時はそれがオキテでした

そしてボクのスパイクはプーマでした

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アディダスの3本ライン商標を守るための戦い!

アディダスを代表するデザインと言えば、だれでも知っている3本ラインですね。この3本ラインは商標登録されているので法律で守られています

でもこの3本ライン商標についてはボクは昔から疑問に思っていることが3つあります。

1.そもそもアディダスが単なる3本の線だけでほんとうに商標の権利がとれているのだろうか

1つ目の疑問です

一般的な商標は「CHANEL」とか「SONY」とかアルファベットのロゴです

アルファベット以外ではデザインされたマークの商標もあります。これはトヨタ自動車の商標です

比較してアディダスの3本ラインは「3本の線だけ」ですよ

そもそもアディダスの3本ラインはシューズのアッパーを補強するのに3本のテープを縫い付けたのが始まりと言われています

最初はデザインではなく、ましてや商標ですらなかったらしいです

そんなので商標権が取れるのかなという疑問です

田中陽子
(アディダスカタログより田中陽子選手)

2.4本ラインはアディダスの権利に抵触するの? じゃあ5本ならいいの?

2つめの疑問です。

アディダスは3本ラインの商標権を持っています。では他社が4本ラインの商品を出したらアディダスの権利に抵触するのでしょうか?

4本がだめなら5本ならいいの?という疑問です

3.なぜアディダスは3本ラインを守るのにそんなに必死なの?

最後の疑問は「なぜアディダスは3本ラインを守るのにそんなに必死なの?」です

その理由はボクにはわからないです

でも想像するに、シンプルな商標だから必死で守らないと他社にまねされるからだと思います

上に紹介したトヨタのマークですが、あれと同じデザインを「うっかり」つくる人はいません

比較してアディダスの3本ラインは、他社がうっかり真似してしまうこともあると思います

「3本じゃなくて4本ならいいだろう」と思って製品をつくってしまうメーカーもいるでしょう

となるとアディダスの戦いの場は増えていき、必死で戦いを挑んできます

その姿が「必死」に見えるのだと思います

3本ラインはアディダスの「命」と言っても過言ではないからです

3本ラインを守るのに必死なアディダス

これから、アディダスが3本ラインを守るため訴訟を起こした事例を紹介します

それを見るとアディダスが3本ラインを守るのにいかに必死なのかが分かると思います

そしてこの事例を見て「アディダスはむちゃくちゃな主張しているな」と感じる人もいるでしょうし、

「アディダスの主張は当然の主張だな」と感じる人もいると思います

なぜ、感じ方が2つに分かれるのかと言うと

そもそもの、アディダスの3本ラインの商標の権利をボクたちは知らないからです。

みなさんアディダスの商標登録図面を見たことありますか?

たぶんないと思います。そしてその権利の強さ具合、どのくらい強力かも知らないからです

ですので、この記事は本来であれば、読者の皆様に3本ラインの権利を提示して

その権利の強さや守備範囲を説明したうえで、訴訟事例を語るべきです。

しかしアディダスの3本ラインは権利の強さや守備範囲を説明するのは結構難しいのです。

よって今回は、その説明なしに筆を進めさせていただきます

後日3本ライン権利を調べたあかつきにはまた記事を書きたいと思います

>調べました。アディダスの3本ラインの商標権の書面を紹介します↓↓
アディダスの3本ラインの商標はすごいです 他社は訴えられないように注意して!

アディダスの訴訟事例

アディダスは自社の権利3本ラインを守るために積極的に訴訟を展開しています

その中で代表的な訴訟を紹介します

2017年 アディダス対プーマ(4本ライン)

靴

これはけっこうセンセーショナルなニュースだったので知っている方もいると思います
プーマの4本ラインのサッカーシューズ(画像)に対してアディダスが商標権侵害として販売差止めや損害賠償を求めて提訴したものです
現在係争中です

2016年 アディダス対ECCO

靴
ECCOのモデル(画像)について、アディダスが提訴。

2015年 アディダス対スケッチャーズ

靴
スケッチャーズがドットストライプのデザインスニーカー(画像)を販売。

アディダスはスリー・ストライプを使用している上、スタンスミスに酷似しているとしてスケッチャーズを商標権侵害等でオレゴン州連邦地裁に提訴。
2016年、連邦地裁はアディダス勝訴の決定。

2016年 アディダス対Shoe Branding Europe(2本ライン)


Shoe Branding Europe(パトリック)がスニーカーの2本ストライプを施す商標(画像左)の出願をしたところ

アディダスが「うちの3本ラインと似ているので商標を取り消せ」と申し立てした事例

アディダスの商標は画像右です

裁判所はShoe Branding Europeの商標を取り消しました。アディダスの勝ちです

最近パトリックの2本ラインシューズを見かけないがこの訴訟が関係してるのかなと思っています

2015年 アディダス対 Marc Jacobs(4本ライン)


女性に圧倒的人気のMarc by Marc Jacobs(通称マークバイ)です

3本ではなく4本ラインです

Marc by Marc Jacobsの4本ストライプのウェア(画像)につき、商標権侵害で提訴。

裁判結果は不明だがその後マークバイの商品は店頭から消えました

2015年 アディダスvs Forever 21


Forever 21の3本のストライプをスウェットの側面に施したデザインについて商標権侵害として提訴。
裁判結果は不明だがその後商品は店頭から消えました

2012年 アディダスvs World Indutries Inc.

靴
World Indutries Inc.の3本の矢印をスニーカーの側面に施したデザインについて商標権侵害として提訴

2012年 アディダスvs ニッセン(4本ライン)


ニッセンが有する、スニーカーの側面に4本のストライプを施す登録商標につき、

アディダスがadidas商標と類似するので無効だとして提訴

裁判所は「4本線商標かスリーストライプス商標かという相異についても,靴の甲の側面に商標として付された場合,さほど大きな区別のメルクマールになるものとはいえない」等とし、

ニッセンの4本商標は無効と判断しました。アディダスの勝ちです

アディダスの3本ライン商標を守るための戦い! 4本ラインも逃さない!vsプーマ・パトリック・マークバイ他のまとめ

この記事の冒頭では、事例紹介の前に3本ラインの権利範囲を示すことが望ましいと書きました。

ただ、アメリカは判例法の国なので、これらの判例によって権利が形作られるとも言えます

その意味で、ボクの個人的な感想を述べると

3本ラインの権利はすごく広く強いなと思いました

特に、昔から疑問であった、「4本ラインならいいのか」については、4本側がことごとくアディダスに負けています。

4本どころか2本ラインも負けています

おそらく裁判所の判断は、アディダスの長年の実績と世間への影響力を勘案しているとおもわれます

さて次回は3本ライン商標の誕生秘話や3本ラインの権利範囲とその強さ、そして「なぜアディダスは3本ラインを守るのに命かけてるの」という記事を書きたいと思います

いつになるかわかりませんがぜひ書きたいテーマです

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