医療事務の仕事をしたい、またし始めたという人はいるでしょう。
そのような人の場合、まだいまいち仕事の勝手がわからないですよね。
医療事務は月末、月初が特に忙しいというのは本当でしょうか?
この記事では、医療事務の月末、月初について解説していきます!
医療事務は月末 月初はいそがしい?

医療事務はその名の通り、医療機関での事務職になります。
一言で医療事務と言ってもたくさんの種類がありますが、やはり医療事務の中でも一般的なのが受付会計です。
医療機関に入って一番最初の対応窓口ということで、イメージもつきやすいでしょう。
そんな医療事務ですが、月末月初はいそがしいというのは本当でしょうか?
結論から言えば、本当です。
詳しく解説していきます。
なぜ医療事務は月末月初が忙しいの?

医療事務は月末月初が確かにいそがしいです。
その大きな理由として挙げられるのが、レセプト請求期間だからです。
レセプト請求とは医療機関が保険証を発行する保険者に対して医療費を請求することを言います。
私たちは通常、保険診療の場合には3割負担となっていますよね。
そして患者が窓口で支払うのは3割負担のお金であっても、医療機関は正規の医療費を保険者に対して請求することができます。
この医療費は医療機関の収入の上でも重要となっています。
それがレセプト請求なのですが、レセプト請求は期間が決まっています。
月末から翌月10日ほどになっており、この時期に月内の医療費をまとめてレセプト請求するわけです。
そのため、この期間は医療事務もどうしても忙しくなります。
レセプト請求で気を付けることを紹介!

医療事務でレセプト請求をする際には慎重に行わなければなりません。
続いてレセプト請求で気を付けることを紹介していきます。
正しい請求になっているかの確認をする
まず当然正しい請求になっているかを確認する必要があります。
レセプト請求はお店のレジ打ちに近いです。
なので差額が出てしまうと、その分は医療機関の損失になってしまいます。
また気をつけたいのが過剰請求です。
レセプト請求をする際に過剰請求をすることは違法になります。
それを故意に行なっている場合には処分が下されますし、故意でなくても過剰請求があったらしっかり返還をする必要があります。
医療費の返還は二度手間ですし、その分時間もかかります。
なのでレセプト請求をする際にはそもそも正しく行われているかを厳重にチェックする必要があります。
職場によってはダブルチェックを義務付けていることもあるので、職場の方針に従うようにしましょう。
治療部位や病名が正しく入力されているかをチェック
レセプト請求をする際には治療部位や病名なども正しく入力する必要があります。
それらが違うと、問い合わせがあったり、修正を求められることになります。
特に病名などについては専門用語も多いので、医療事務でもある程度は知っておく必要があります。
これらに不備がある場合には医師にしっかりと問い合わせをし、照会する必要があります。
このように医療事務でレセプト請求する際にはいくつか気をつけることがあります。
細々とした仕事だからこそしっかりとミスのないようにして仕事をするようにしましょう。
医療事務の仕事内容についても紹介!

医療事務の全体の仕事内容についても紹介していきます。
医療事務の仕事としては以下のことが挙げられます。
受付会計
医療事務の大きな仕事としてまず挙げられるのが受付会計業務です。
受付ではいわば病院の顔となるので、笑顔での接遇が求められます。
業務としては保険証の確認やカルテの作成、患者の案内になります。
病院に訪れる方の多くは体が不調だったり不自由なことも多いです。
そのような人に対して事務的ではなく思いやりのある対応をすることが大切になります。
レセプト請求
医療事務の業務の中でも同様に大切なのがレセプト請求です。
その内容は上記の通りであり、ミスのないように仕事をする必要があります。
クラーク
大きな病院となるとある場合があるのがクラーク業務です。
こちらは事務的な仕事をするよりは患者の案内や検査の準備、入院手続きなどのサポートをする仕事です。
診療科や医師に対してクラークがついていることもあり、医療事務というよりは秘書的な役割に近くなっています。
総務
医療事務ではなく一般的な事務の場合には経理や総務などをイメージするでしょう。
それらの担当はは病院にも当然あります。
そしてこれらの仕事についても医療事務の1つになります。
職員の給与計算や病院の収益、また資材発注などの業務全般を行なっており、病院には欠かせない存在となっています。
このように医療事務には様々な仕事があり、それぞれで医療機関を支える存在となっています。
医療事務は月末 月初はいそがしい?のまとめ
医療事務は月末月初は忙しいことが多いです。
それは受付会計では月末月初にまとめてレセプト請求が行われるからです。
レセプト請求は医療機関の収支にとても重要であり、ミスも防ぐ必要があります。
そのため医療機関ごとに運用が決まっていることが多いです。
医療事務の仕事はそれ以外にも多岐にわたります。
ぜひ医療事務として仕事をしっかり行なってくださいね。