医療事務の仕事に就きたいと思っている人は多いでしょう。
医療事務は人気の職ですが、だからこそ内情を知っておきたいところです。
医療事務は休みが少ないって本当なのでしょうか?
ここでは医療事務の休みについて解説していきます!
医療事務は休みが少ないって本当?
医療事務はその名の通り、医療機関で働く事務員のことです。
一言で医療事務と言ってもたくさんの種類がありますが、どれも専門性が高い仕事となっています。
また接遇などのスキルも必要になり、人気の職となっています。
そんな医療事務は休みが少ないというのは本当でしょうか?
結論から言えば、職場によります。
詳しく解説していきます。
医療事務の休みは職場による!
医療事務の休みは職場によって体制が異なります。
公立病院の場合には病院自体が土日休みのこともあれば、クリニックの場合には土日診療などもあります。
また夜勤の有無によっても医療事務の出勤は変わります。
基本的には医療機関が休みの時には医療事務は休みになります。
ただ結局それでも急患対応を受け入れている時にはシフト制で医療事務が出勤することもあります。
そしてこれは夜勤帯でも同様です。
病院によっては医療事務が夜勤対応をすることはあります。
そうなると休みもまた変わってきます。
休みの体制などについては働く上で確認しておくことが大切です。
もし気になるようでしたら入職前に確認をしておくようにしましょう。
医療事務が休みにくい時期は?
ただそれでももちろん有給などはあるので、医療事務が休もうと思えば休めます。
ですが医療事務が休みにくい時期があります。
それは月末から月初にかけてです。
この時期はレセプト請求の業務が多く、医療事務は多忙になります。
レセプト請求とは保険者に対して正規の医療費を請求することです。
通常、私たちは保険診療では医療費は3割負担となっていますよね。
しかし、医療機関は正規の医療費を保険証を発行している保険者に対して請求することができます。
これは医療機関にとっては大きな収益の柱となります。
そしてこのレセプト請求は月末から翌月10日までと請求期間が決まっています。
レセプト請求はミスがあってもいけません。
期間も決まっており、業務も多いことから医療事務としては休みにくい時期となっています。
このように医療事務によって休みは違いますし、医療事務が休みにくい時期もあります。
これらのことを理解した上で、医療事務を目指してみてくださいね。
医療事務の中でも忙しい科はこちら!
休みの取りやすさ、忙しいや暇などは全て職場によって違います。
また科によってもそれらは違うので、医療事務の中でも忙しい科を紹介していきます。
整形外科
まず挙げられるのが整形外科です。
整形外科は総合病院からクリニックまで幅広く存在していますよね。
整形外科の場合、単純に患者数が多いため忙しくなります。
また体が不自由な人も多いため、場合によっては医療事務がそれらの場合の介助をする必要もあります。
事故などで急患が運ばれてくることもあり、その対応に追われてることも多いです。
小児科
小児科もやはり医療事務が忙しい科です。
対象が子供ということもあり、予想していないことが起こってしまうことがあります。
また突然の急変で親がパニックになっていることもあり、その場合の対応も医療事務がする必要もあります。
インフルエンザなど、季節的に子供に流行る病気も多いです。
そうなると休みを取るのも大変ですね。
医療事務の中でも忙しくない科を紹介!
続いて医療事務の中でも比較的忙しくない科を紹介していきます。
それらは以下の科が挙げられます。
眼科
眼科の場合急患が少なく、緊急性が少ない科となっています。
そのため医療事務の負担も少ないです。
眼科の場合、そもそも検査項目が少なく、会計処理などもスムーズです。
それらのことも、医療事務の働きやすさにはあります。
歯科
歯科の医療事務も同様に比較的忙しくはありません。
こちらも急患がないのと、歯科の場合、クリニックも多いです。
クリニックですと予約のみの対応ということも多いので、そこまで慌ただしくはならないですね。
美容整形
医療事務の中でも少し異なっているのが美容整形です。
美容整形の場合には、急患が全くないこと、そして来る人は全員健康な人ということで、忙しいということはないでしょう。
ただ自由診療ということで、逆に美容整形に来る人は全員『お客様』です。
しかもかなりの高額な処置をすることもあり、丁寧な対応が求められます。
ある意味、医療機関よりも丁寧な接客対応が求められて大変ということもあります。
このように医療事務の中でも忙しい科、比較的忙しくない科はあるので、これらのことも参考にしてみてくださいね。
医療事務は休みが少ないって本当?のまとめ
医療事務の休みは医療機関によります。
総合病院やクリニック、夜間対応の有無などで医療事務の休みは変わっていきます。
また月末から月初はレセプト請求業務のため、医療事務は休みが取りにくくなっています。
ただ医療事務の中でも忙しい科、忙しくない科はあります。
これらのことを理解した上で、医療事務を目指してみてくださいね。