医療事務の仕事に就いている人は多いでしょう。
医療事務はやりがいのある仕事ですが、その中でキャリアまで考えると悩んでしまいます。
医療事務のキャリアラダーとはどうなっているのでしょうか?
ここではそんな医療事務のキャリアラダーについて解説していきます!
医療事務のキャリアラダーとは?
医療事務のキャリアラダーは様々です。
まずそもそもキャリアラダーですが、こちらは実績の積み上げを指します。
ラダーが『階段』という意味ですので、昇進や昇給などを見越した上で、仕事をし実績を積み上げることを言います。
働く上でこのキャリアラダーを意識することは大切で、出世や生涯賃金にも大きく差ができます。
医療事務のキャリアラダーをですが、以下のことが挙げられます。
資格を取る
まず考えるのが医療事務で資格を取ることです。
医療事務の場合、働く上で必要な資格はありません。
学歴や年齢などの制限はないため、タイミングがあれば誰でも働くことはできます。
だからこそ、資格を取ることで他の人より差ができます、実績を積むことができます。
医療事務と一言で言っても仕事は様々です。
ただその中でも私たちの身近なのは受付会計でしょう。
こちらは病院の顔となる立場であり、非常に重要な仕事となっています。
医療事務の資格として代表的なのが
・医療事務技能審査試験
・医療事務管理士
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務認定実務者
があります。
どれも医療事務に関する職能団体が実施している資格であり、通信教育などでも取得を目指すことができます。
これらの資格を取ることで自分の能力を証明することができます。
キャリアを考えた際に、これらの資格を使って昇進や転職に有用的に使えることもあるでしょう。
また他にも経理や経営側に立ちたい場合には、医療経営士などの資格もあります。
実際に資格を取ることで知識だけでなく説得力も増すので、キャリアを考えた際には取得を目指すようにしましょう。
事務長を目指す
医療事務はいくつかの部署に分かれています。
そのトップが事務長であり、病院の統括者と言っても良いでしょう。
キャリアラダーを考えた際に、最終目標を事務長にするのも良いでしょう。
事務長になるには経理、人事、総務など様々な仕事に精通していなければなりません。
ただ医療事務が小さなクリニックなどの場合、事務長を目指すのはさほど大変ではありません。
クリニックの場合には院長が兼任していることもあり、医療事務として長く務めて信頼を得られればなりやすいです。
ただ大きな総合病院になると一筋縄ではいきません。
昇進試験を含めて、資格や知識などのスキルアップ、良好な勤務態度など総合的な要素を踏まえてやっとなることができます。
昨今は働き方は様々です。
キャリアラダーを意識せず、今の立場のまま仕事を続けたいという場合にはそれもそれで良いでしょう。
ただ、上を目指したいと思った場合には、相応の努力が必要なことを理解しましょう。
医療事務に向いてる人はこんな人!
医療事務に向いてる人というのはいくつかあります。
続いて医療事務に向いてる人を紹介していきます。
コミュニケーション能力がある人
医療事務においてコミュニケーション能力は必要です。
通常、事務ですとそこまでコミュニケーション能力は必要ないと思うかもしれません。
しかし、医療事務の場合、通常よりも必要になります。
受付会計では来院者に直接対応するため、当然必要になります。
またその際には体が不調な人や、不自由な人も多いため、相手の立場にたった思いやりのある行動が取れることが大切です。
そしてどの事務の仕事でも医師や看護師などの医療従事者の方と話すことは必要なことが多いです。
他にも他医療機関と連絡も取ることは多く、その際に要件を伝える能力は必要です。
几帳面な人
医療事務は細かな数字を扱うことも多いです。
会計はもちろんのこと、経理などでは数字の統合性が求められます。
細かな作業が続くので、それらを几帳面にこなせることがとても大切です。
スキルアップに取り組める
これはどの仕事でも言えることですが、仕事のスキルアップに取り組めることは大事です。
今では様々なツールが医療事務でも使われます。
それらを使うことで業務が効率化できるので、スキルアップをして使いこなせることが大切です。
また、診療報酬は毎年のように改変されます。
それらはパソコンを使っていると自動で反映されるようにはなっていますが、そのことも理解しておかないとついていくことはできません。
このように医療事務に向いてる人はいくつかあります。
医療事務になるには経験は必要ないため、なってから一生懸命に取り組むことでスキルは得られます。
なのでぜひ真面目に仕事に取り組むようにしてくださいね。
医療事務のキャリアラダーとは?のまとめ
医療事務のキャリアラダーとしては、資格をとったり、昇進をして事務長を目指すなどがあります。
どちらにせよ、勉強は大切であり、事務長の場合にはそれに加えて勤務態度なども良くする必要があります。
医療事務に向いてる人として挙げられるのはいくつかあります。
ぜひこれらのことを参考にして、キャリアラダーについて考えてみてくださいね。