医療事務とパソコンは切っても切り離せません。
今は医療事務は専用のパソコンやソフトを使って様々な処理を行います。
ただこの医療事務のソフトの種類はどのくらいあるのでしょうか?
ここでは、医療事務のソフトの種類について解説していきます!
医療事務のソフトの種類はどのくらいある?
医療事務では主にレセコンと言われるコンピューターを使います。
レセコンは医療事務の会計等に特化したものであり、専用のパソコンやソフトウェアとして使われています。
医療事務と一言で言ってもたくさんの種類があります。
ただ受付会計業務では、このレセコンを使いこなすことが仕事の大半になります。
この医療事務で使われるレセコンですが、ソフトとしては以下のものが挙げられます。
ORCA
まず挙げられるのがORCAです。
医療事務のソフトの中でも最もシェアを誇っており、基本的には医療事務のソフトといえばORCAと言っても過言ではないでしょう。
ORCAは日本医師会が監修をしているソフトになります。
現場のことを第一に考えたソフトとなっており、診療報酬改定などにもすぐに対応できます。
ORCAの特徴としては基本ソフトとしては無料で配布されています。
もちろん設備の導入やサポートには費用がかかるのですが、それらは全国にあるORCA提携店がサポートをしてくれるので安心です。
ORCAが使いこなせると経験としても大きいので、転職などをしたい場合でも評価をされることが多いです。
Medicom-HRf core
こちらはレセコンの老舗メーカーであるWEMEXが提供しているソフトです。
こちらは老舗ということで細やかなアフターサービスやカスタマイズが特徴となっています。
特に小さなクリニックの場合には独自の仕様に合わせることもできるので重宝します。
TOSMEC Amenity IV
シンプルなUIと操作感が特徴なのがこちらです。
会計業務をより効率化することができる機能がたくさんあり、サポートも充実しているのが特徴です。
HOPE SX-S
医療事務の自動化と共にクラウドサービスなどとも連携をしているので、今後オンライン診療なども活用したい場合には使いやすくなっています。
このように医療事務のソフトはたくさんあります。
もちろん今回紹介したもの以外にも種類はたくさんあるので、どれを選ぶかは医療機関次第になります。
これらのメーカーは依頼をすればデモやプレゼンなども行ってくれます。
使いやすさやその後のサポートも含めて、判断するようにしてくださいね。
医療事務がソフトを使うメリット
医療事務でソフトを使うメリットはたくさんあります。
続いてそれらについて紹介していきます。
業務効率化
まず最も大きいのがとにかく業務効率化です。
医療事務の会計業務などを手作業で行っていたらとても大変です。
医療事務の会計は診療報酬に基づいて行われており、その診療報酬も年度で改定をされます。
なので手作業でやっていたらとても捌けませんし、ミスも多くなります。
それを専用のソフトを使うことで効率化し、明細書も発行できるようになります。
レセプト請求の簡略化
医療事務でソフトを使うのに大きいのはレセプト請求にも効果があります。
レセプト請求は保険組合に、正規の医療費を請求することを言います。
これによって正規の医療費を全て請求できるので、医療機関の大きな収益になります。
ただこちらは月末から来月10日までと請求期間が決まっています。
この期間内にレセプト請求を手作業で行うのはとても無理です。
だからこそソフトを使って、作業の簡略化が大切になります。
電子カルテと連携
医療事務のソフトの中には電子カルテと連携できるものも多いです。
また会計ソフトと電子カルテがセットになっているものもあります。
医療事務の仕事の中にはカルテの発行、準備もあります。
その際に電子カルテが導入されていると、今後の管理は楽になる他、医師や看護師も使いやすいことが多いです。
電子カルテを導入するかは医療機関によるのですが、医療事務ソフトでは電子カルテと連携ができます。
これによってさらに業務が効率化されるので便利になります。
オンラインに対応
今は医療機関でも急速にオンライン対応がされるようになっています。
マイナ保険証の対応などもその1つであり、その他にもオンライン診療をしていることもありますよね。
これらの対応でも医療事務のソフトが導入されていると非常に楽です。
オンライン上でそのまま明細の発行や請求もできるので、より広く顧客を獲得することもできます。
このように医療事務ソフトを導入するメリットはいくつかあります。
これらのことを理解した上で、医療事務ソフトの導入を検討してくださいね。
医療事務のソフトの種類はどのくらいある?のまとめ
医療事務ソフトの種類はいくつかあります。
基本的にメジャーなのはORCAになりますが、それ以外にもソフトはあるので、医療機関に合ったものを選ぶようにしましょう。
また医療事務でソフトを使うメリットはいくつかあります。
これらのことを理解した上で、適切な医療事務ソフトを導入して便利に使いこなしてくださいね。