医療事務の仕事をしたいと考えている人は多いでしょう。
病院で働くイメージの強い医療事務は医療機関には欠かすことができない存在です。
ただ昨今は仕事は在宅でもできることが多くなっていますよね。
医療事務は在宅ワークでもできるのでしょうか?
副業でも良いのでしょうか?
ここではそんな医療事務と在宅や副業について解説していきます!
医療事務は在宅ワークでできる?
医療事務は医療機関で働いている事務のことです。
一言で医療事務と言ってもたくさんの種類がありますが、求人もそれなりにあるので働いてみたいと思う人は多いです。
ただ気になるのが医療事務は在宅ワークでできるかですよね。
結論から言えば、仕事によります。
詳しく解説していきます。
まず医療事務ですが完全在宅はおそらく無理でしょう。
医療事務は大まかに以下の仕事に分けられます。
・受付会計業務
・レセプト業務
・クラーク業務
この中で医療事務で在宅ワークができる可能性があるのはレセプト業務とクラーク業務になります。
それぞれの仕事についてもう少し詳細に説明しましょう。
受付会計業務
まず医療事務の基本業務となるのが受付業務です。
これは医療機関の最初の受付にいる人であり、イメージもつきやすいと思います。
ここでは受診受付や案内、そして会計を行います。
これらは当然対面による対応になりますので、在宅は当然無理になります。
レセプト業務
続いて医療事務の主な業務となるのがレセプト業務です。
レセプトとは保険者に対して正規の医療費を請求することをいいます。
私たちは保険に加入しているので、会計の際には3割負担となっていますよね。
しかし医療機関は、保険組合に対して正規の医療費を請求することができます。
これが医療機関にとっては大きな収入源となっているわけです。
このレセプト業務はレセコンと呼ばれるパソコンを使うことがほとんどです。
医療事務として高いパソコンスキルは必要ありません。
ただタイピングなど最低限のパソコンスキルは必要になります。
クラーク業務
クラークは主に病院内部の事務処理を行う業務です。
入退院の手続きや各種データ入力、家族との対応などですね。
事務というよりは秘書的な立ち位置の方が近いかもしれません。
クラーク業務の場合、家族の対応など対面になることは在宅は困難ですが、データ入力等で在宅で行う場合はあります。
このように医療事務でも在宅ができる場合はあります。
ただその場合、できる業務が限るので完全在宅ではなく、必要時に在宅で仕事をするという形になります。
病院によって在宅ができる環境が整えられているかは違います。
なのでもし医療事務で在宅をしたい場合には、面接などの時に聞いてみるのも良いでしょう。
副業でもOK?
医療事務ですが副業でもOKなのでしょうか?
こちらも結論から言えば、職場によります。
副業となると本業が終わったら仕事をするという感じになりますが、医療事務でもできないことはありません。
例えばデータ処理系を受けたまわってそれを行ったり、医療事務でも夜勤があるので、夜勤だけ働くなどです。
ただ正直、医療事務の副業をすることはお勧めしませんし、採用もされないでしょう。
副業とわかっているのに仕事をくれる医療機関はほとんどないでしょうし、副業程度の仕事量なら自分たちで済ませたほうが早いし楽だからです。
なので医療事務の副業をするよりは、それ以外の自分のスキルになるような副業を探した方が良いです。
医療事務は未経験でも働ける?
医療事務ですが働きたいと思っても未経験だと不安ですよね。
医療事務は未経験でも働けるのでしょうか?
こちらですが、大丈夫です。
医療事務は働くにあたって資格などは必要ありません。
ですのでタイミングや条件が合えば未経験でも十分に採用される可能性は高いです。
ですが、やはり経験があるに越したことはなく、未経験だと経験者に比べて不利にはなります。
そこでその差を埋めるのにお勧めなのが資格です。
医療事務は上記のように働く際には資格は必要ありません。
ただ、いくつか医療事務に関する民間資格はあり、そちらを取ることで未経験でも医療事務に関する知識をつけることができます。
これらは通信教育などでも取得することができるので、おすすめです。
資格を取ることで自分の知識に加えてやる気もアピールすることができます。
また、もちろん経験者で今も医療事務で働いている人が資格を取ることもおすすめです。
職場によっては資格を取ることでインセンティブで給料が上がることもありますし、より条件の良い職場に転職することも可能です。
ぜひ医療事務で働きたいと思ったら、資格取得を検討してみてくださいね。
医療事務は在宅ワークでできる?副業でもOK?のまとめ
医療事務ですが、職種によっては在宅ワークは可能です。
ただ在宅ワークを実施しているかは医療機関によって違うので、気になる場合には面接の時などで相談してみるようにしましょう。
医療事務の職種によっては副業も可能ですが、それはおすすめしません。
副業として雇われるメリットも少ないですし、それなら自分のスキルになることを勉強した方が良いです。
未経験の場合には資格を取ることをお勧めします。
これらのことを理解して、医療事務を目指してみてくださいね。