医療事務の仕事に就きたいと思っている人は多いでしょう。
そんな人のために医療事務に関する資格はたくさんあります。
ただ医療事務2級とはどんな資格かいまいちわからないですよね。
ここでは医療事務2級について解説していきます!
医療事務2級どんな資格か解説します

まず医療事務2級ですが、そのような名前の資格はありません。
こちらは通称であり、正確には医科2級医療事務実務能力認定のことを指します。
なのでここでは医科2級医療事務実務能力認定について解説していきます。
まず医科2級医療事務実務能力認定は医療事務においてのレセプト作成などの知識が問われます。
レセプト作成とは保険者に対して正式な医療費を請求することを言います。
私たちは医療費は通常3割負担ですが、病院は加入保険の保険者に対して正規の医療費を請求することができます。
こちらは病院の収益にも大きく関係するので、正確に行うことが大切です。
それ以外にも医療関連の法律なども聞かれるので、こちらを取ることで医療事務としての知識やスキルをアピールすることができます。
ただ言ってしまうと、医科2級医療事務実務能力認定を持っていなくても医療事務として働くことはできます。
こちらは全国区医療福祉教育協会が認定しているいわゆる民間資格です。
医療事務として働く際には資格は必要ないので、医科2級医療事務実務能力認定を持っていたら自分の知識をアピールできる程度に覚えておきましょう。
医療事務2級の試験内容について

医療事務2級、つまり医科2級医療事務実務能力認定ですが試験内容についても気になりますね。
こちらですが、以下のような内容になっています。
学科試験

医科2級医療事務実務能力認定では学科試験が課されています。
こちらはマークシート式となっており、レセプトや診療報酬知識に関しての知識が問われます。
マークシートは全部で20問になっています。
ちなみに2022年の試験で実際に出された学科試験とは以下のようになっています。
初・再診料の休日加算について、正しいものを次の中から1つ選びなさい。
a.
対象となる休日とは、日曜日及び1月2日及び3日並びに12月29日、30日及び31日のみとなる。
b.
電話再診の場合は加算の対象とならない。
c.
地域医療支援病院においても加算の対象となる。
d.
要件を満たせば、時間外加算、時間外加算の特例又は夜間・早朝等加算も併せて算定できる。
こちらは正解はcなのですが、正直勉強していないとさっぱりわからないですよね。
ただそれも勉強をすれば大丈夫です。
実技試験

医科2級医療事務実務能力認定ですが実技試験もあります。
こちらは診療報酬明細書作成が2問となっています。
実際の患者の診療に対して正確に明細書を作ることは医療事務として必要なスキルです。
そちらを自分で作成します。
今はそれらの作業はほとんどパソコンで行います。
ただやはりどのような仕組みや内容で明細書が作られるかは知っておきたいので、こちらも大切ですね。
これらの試験で合格ボーダーラインは60%となっています。
合格率は60%~80%ですのでしっかり勉強をすれば十分に受かる難易度となっています。
試験の時期としては例年、年に3回となっており、3月、6月、11月となっています。
受験料は一般受験が7700円、団体受験は7200円ですので早めに振り込むようにしましょう。
医療事務2級は自宅で受けられる?

このような試験で心配なのは受験会場ですよね。
せっかく勉強しても、受験会場が遠方の場合にはなかなか受けるのが難しいかもしれません。
しかし安心してください。
医療事務2級こと医科2級医療事務実務能力認定は自宅での受験が可能となっています。
上記で医科2級医療事務実務能力認定は一般受験と団体受験で分けられていますが、一般受験の場合には自宅受験となります。
その場合、問題用紙が試験日までに自宅に届くようになっているので、試験日に自宅で問題を解きます。
そして自宅で受験が終わったら問題用紙を封筒に入れて返送します。
あとは合格をした場合には証書が送られてくるという仕組みになっています。
自宅で受けられるのは助かりますね。
医科2級医療事務実務能力認定ですが勉強をする方法としては専門学校に通うか通信教育もあります。
やはり民間資格ということで通信教育の講座も充実しているので、自分でも目指しやすいでしょう。
また書籍を利用するというのももちろんありです。
医科2級医療事務実務能力認定は独学でも勉強をすれば十分に合格できる資格です。
ぜひ興味があったら、医科2級医療事務実務能力認定の取得を目指してみてくださいね。
医療事務2級どんな資格か解説しますのまとめ
医療事務2級は医科2級医療事務実務能力認定のことを指します。
こちらはレセプト請求や診療報酬、法律について問われる試験です。
医療事務として働く際には資格は必要ありません。
ただこのような資格を持っておくと、自分の知識や技術のアピールにはなります。
こちらは学科試験と実技試験となっています。
また在宅での試験も可能ですので遠方の方も安心です。
資格を取るにはいくつか方法があるので、自分にあった方法で取得を目指してくださいね。